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大阪市 天王寺区 四天王寺前夕陽ヶ丘駅徒歩5分に位置する
バザルトストーン・オールハンドトリートメントを提供しています、プライベートサロンmatkaオーナーセラピストの林です。
今年は1か月ほど季節が遅く進んでいる気がします。
コートの出番はまだ先になりそうですね。
そんな季節の変わり目に良く起こるのが、化粧品によるかぶれや肌荒れ。
皆さんはこれまで「化粧品が肌に合わない」経験をされたことはありますか?
実にmatkaに来てくださるお客様の6~7割の方が、そんな経験をされていらっしゃいます。
主な症状として、痒みや湿疹、ひどい乾燥、かぶれ、赤みを帯びたりなどが挙げられますが、化粧品が合わず肌荒れが起こる原因としては
①一次刺激性接触皮膚炎、肌の状態・体調の乱れ
②アレルギー性接触皮膚炎
③ターンオーバーの乱れ
が挙げられます。
これらの原因をこの後一つ一つ説明してきますね。
これまで、化粧品が合わない経験をされた方や、今まさにお悩みの方はご参考になさってください。
■一次刺激性接触皮膚炎、肌の状態・体調の乱れによる原因
肌の一番外側にある表皮の角質層。
角質層は、空気の乾燥や紫外線、花粉といった外部からの刺激をブロックする役割を持ちます。
敏感肌の方は、この角質層のバリア機能が低下しているので、外部からの刺激に対して肌が過敏に反応しやすい状態です。
一次刺激性接触皮膚炎は、体調不良や季節の変わり目といった、肌のバリア機能が衰える際に一時的に発生することが多いので、春や秋で言えば花粉が舞う頃、夏で言えば紫外線の多い日、冬で言えば乾燥による刺激が多い時に「化粧品が合わない」と感じやすくなります。
また、女性は月経前は肌が過敏になっているので、一時的に化粧品による肌荒れが起きる場合もあります。
■アレルギー性接触皮膚炎による原因
化粧品に含まれているなんらかの成分に反応して肌荒れを引き起こす場合は、アレルギー性接触皮膚炎と言えます。
体の免疫システムが異物だと判断した成分に再度接触したときにアレルギー反応を起こし、ヒリヒリしたり、かゆみを起こしたり、乾燥してごわつくなどの症状が出ます。
長年問題なく使えていた化粧品でも、突然アレルギー反応が起きる場合もあります。
■ターンオーバーの乱れによる原因
通常28日間と言われているターンオーバーのサイクルですが、そのサイクルが乱れてしまうと、古くなった角質細胞がはがれずに表皮に残ったり、角質層の細胞間を埋める細胞間脂質*などの保湿成分が作られにくくなります。
*下のイラストで言う、セラミドです
その結果バリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすくなるため、化粧品に敏感に反応して急に合わないと感じることがあるのです。
化粧品が肌に合わなかった時の対処法
化粧品が合わなかった時は、できるだけ早く、正しく対処していくことが重要です。
そのまま放っておくと、シミになったり、肌がでこぼこになることもあります。
「化粧品を使用してから症状が起こるまでの時間」が肌荒れの原因を知るカギとなるため、それぞれチェックしていきましょう。
■使ってすぐ、もしくは数日後など短期間で肌荒れが起きた場合
化粧品を使用してすぐ、または数時間以内にかぶれや痒みなどの症状が起きた場合は、化粧品の成分にアレルギーを起こしている可能性があります。
すぐに化粧品の使用を中止して、水でしっかり洗い流し、冷たいタオルなどで鎮静しましょう。
それでも症状が治まらない場合は、皮膚科で処方していただく方が安心かと思います。
また、化粧品を使い続けて数日後に肌荒れが起こったときは、化粧品の使い方自体が間違っているという場合も考えられます。
使い方が正しい場合は、その時の肌状態と合わないことが原因かもしれません。
別の製品の使用による肌荒れの可能性もあるため、考えられる製品の使用を一時中止して様子を見ましょう。
■使用10日後、もしくは長期間使用していたもので肌荒れが起きた場合
この場合は、肌のバリア機能の低下が原因の可能性があります。
肌のバリア機能が低下しやすい季節の変わり目や、体調不良が続いた時、また環境の変化があった時は要注意です。
一度化粧品の使用を中止し、敏感肌用の化粧品など肌に優しい化粧品に変更するのがオススメです。
お伝えした内容は、あくまでも目安となるため、症状が治まらない場合は必ず皮膚科で診察を受けてくださいね。
また、ストレスや血行不良、睡眠・栄養不足などの生活習慣の見直しや、紫外線対策をとって肌に対する悪影響を取り除くことも大事です。
肌荒れには「乾燥」や「ニキビ・吹き出物」「毛穴の開き」「赤み」「湿疹・かぶれ」などさまざまな症状があります。
一度肌荒れが起きると、治まるまでにも時間がかかり気分も落ちてしまいますよね・・・
これまで使用していたお気に入りの化粧品が使えなくなった、そんな方もいらっしゃると思います。
ですが、先ほどお伝えした通り、化粧品かぶれを放ったままにしておくと、シミになったり、クレーター肌になったり、大切な肌を傷つけてしまいます。
まずは、【化粧品を使い始めてからの期間】をチェックして、先に挙げた3つのうち、原因は何かを探るようにしてください。
誰にでも起こりうる化粧品かぶれは、面倒ではありますが①成分表をチェックすること、②正しい使い方をすることで未然に防ぐことができます。
また、③出来る限り体調の良いタイミング(女性は月経前は避けていただく)で使用を開始するなど心がけてみてください。
いかがでしたでしょうか。
季節の変わり目は、体調だけでなくお肌も揺らぎやすくなります。少しでもご参考になれば幸いです。
最後に、、、お肌が敏感になっているときは、サロンでのトリートメントは避けていただくことを推奨しますが、ご自身で判断が出来ない時はお気軽にお問い合わせください。